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親 不 知 (新潟県)






新潟県の糸魚川市には親不知(おやしらず)と言う場所があります。

もちろん奥歯の話とは全く関係ありませんよ。

親不知は荒波の日本海沿岸の断崖絶壁で昔は通行難所の場所でした。

崖の上に道が出来た現在でも道は狭くトラックが来ると怖い位です。

昔は現在のように崖の上に道は無く、断崖の海岸沿いに通行するしか方法がありませんでした。

親不知の名前の由来はいくつかありますが、怖い話がありました。

断崖の海岸沿いを進むのですが、日本海が荒れている時は、波が引いた時に進むしかありません。

断崖の海岸沿いの途中・途中に窪みが掘ってあり、次の波が来る前に次の窪みに入らないと波にさらわれ海に落ち
溺死します。



ある親子がここを通る時、母親が先に行き、息子が後から通る事になりました。

息子は母親に
「波が引いたら必ず次の窪みに急いで行ってくれ」と念を押して話しました。

いくつかの窪みを通り過ぎた時に道が曲がっていて次の窪が見えない場所がありました。

波が引いた時に息子が道を曲がったら窪みにまだ母親がいました。

元の窪みに戻っている時間はありません。窪みには一人がやっと入れる広さしかありません。

このままでは自分が荒波にさらわれて死んでしまう。早くしないと次の荒波が来る 迷っている時間はありません。

息子は迷わず鬼の形相で母親をつかみ荒海に投げ落とし自分が窪みに入り荒波をしのぎました。

もちろん母親は、荒波にもまれ岩礁に何回も当たり、おぼれて
溺死しました。

息子は無事に通り抜ける事が出来ました。先に渡った旅人が
「母親はどうした?」と聞きましたが

「親は知らん」と言った事から「おやしらず」の地名が付いたそうです。


それではご覧下さい














親不知の入口に到着です。

カモメさんがお出迎えしてくれました。














今は断崖絶壁の上に道が出来ています。

この場所は難工事で落盤事故で数名亡くなっています。

30歳位の作業員服の幽霊がタクシーに乗るそうです。















この辺りが中心ですか?

海の方を見てみます。















今日は波が穏やかみたいです。

波の淵を走って渡っていたのですかね?














日本海は荒波が凄い時があります。

昔の人はここを命掛けで通ったのでしょう。














何の像でしょうか?

愛こそ平和の母なれと書いてあります。














親不知終わりの所です。

ここまで来れば昔の人は、ほっとした事でしょう。














穏やかな波だったら悲劇は起きなかったでしょう。

しかしここでは沢山の命を実際に飲み込んでいる場所です。














自然には勝てません

ここで無念にも亡くなられた方に合掌












今回の感想

新潟県への探索ですが、この場所は不思議と

怖い印象はありませんでした。

実の親を荒海に突き落とす事が出来るでしょうか?

たとえ自分の命が助かるとしても・・・

過去には難所で沢山の方が亡くなり命を落とされています。

今こそ安全に通れますが、昔は命がけだったでしょう。

考えさせられる探索でした。

しかし新潟県まで遠かった・・・・。







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